原宿のブブゼラ

寒い日を経ながら、確実に春の足音が近づいてまいりました。
気温が暖かくなるこの時期、ミツバチの数は大きく増えていきます。飼育担当として最もうれしい時期です。
寒い時期はミツバチの数も減るので、巣箱の中の巣板(すばん=ミツバチがはちみつや花粉を貯めたり、幼虫を育成したりする巣の付いている板のこと)も減らしていましたが、ミツバチの増加とともに、これからは巣板を徐々に増やしてあげることが必要になってきます。
内検(ないけん)といって巣箱の中を定期的に検査していますが、ミツバチたちの様子は明らかに冬場とは違います。特に力強い羽音が「ブンブン」と巣箱の中に威勢良く鳴り響いています。何万匹ものミツバチが一斉に出す羽音は、まるでサッカーワールドカップ2010南アフリカ大会で応援に使われた「ブブゼラ」というチアホーンに似ており、凄い迫力で、これから本格シーズンへ向けてのミツバチたちの強い意志を感じます。
私もミツバチたちとともに新しい季節の到来に向け、強い意志をもって頑張って行こうと思います。
(布川)
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